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【ネイリスト向け】〝自爪育成メニュー導入″で本当に必要なこと。

こんにちは♬
AuthenticNailCare®︎主宰自爪ケア講師の*Ayaka*です☆

 

先日インスタグラムのDMに
ネイリストさんからメッセージが届きました。

 

ご相談の内容は

 

今年から自爪育成メニューを自身のサロンに導入し

お客様に育成ケアを続けていたが

とあるお客様から「爪が縦に割れてきた」と報告を受け

何が原因か分からずどう対処したら良いのか分からなくて困っている。

 

というものでした。

 

その後ネイリストさんと私とでやり取りをし、

その中で

 

自爪育成メニューを取り入れたはいいけど悩んでいるネイリストさんもいるかもしれない・・・

「是非色んな方に参考にして頂けたら幸いです。」

ということで記事にさせていただく事にしました。

 

 

こちらはメッセージのやりとりの一部 ↓

 

DMをくれたネイリストさんの真面目さと人柄が
メッセージから感じ取れます😊

 

 

今回ご相談を頂いて、お悩み解決出来たことはとても良かった☆

と、同時に・・・

頂いたメッセージの最後にも書かれているように

「最近自爪育成が流行り」

 

これは自爪ケアをする側のネイリストは
きちんと理解していなければならない事だなと思います。

 

 

最近では自爪育成や育爪など、ネットでも目にする機会が増え
「流行っている」感はありますよね。

 

しかし、私が長年経験してきた事から考えると
ネイリストがお客様にしてあげられる事は限られています。

 

個人的な意見ですが、
自爪育成としていろんな「技法」や「プログラム」「講座」がある中で

本当に必要な事は

自爪育成ケアに特化した「材料」でもなく「講座」でもない。

ネイリスト本人がいかにお客様一人一人の爪に向き合えるかという事。

(その上で、自分の理想に合う講座やプログラムを学ぶことが大切だと思います。)

 

ネイリストが自分自身で経験しないことには
本当の自爪育成を知ることが出来ないのです。

 

だから私は、誰にでもできることではないと思っています。

 

なぜならネイリストが

「本当にお客様の爪を綺麗にしたいと思っているどうか」

で変わるからです。

 

 

 

 

ネイルケアの「技術」とは

 

一般的にネイリストを目指すネイルスクールで初めに習う技術は「ネイルケア」が多いと思いますが

スクールで習うネイルケアは「基本」です。

「ネイルケアの基本」

要するにネイルケアの「方法」ですよね。

 

私ももちろんスクールで初めてネイルケアを習い・練習し、当時はまず「検定に合格するために」ケアをしていました。

モデルさんを相手に、「練習」です。

モデルさんの爪で綺麗に完成させられるように。
検定に合格できるように。

です。

 

 

ネイルサロン=デザインは当たり前なのか。

 

全てのネイリストに当てはまるわけではありませんが

ネイリストを目指し、サロンワークをスタートして

働くサロンはだいたいジェル・スカルプの「デザイン」がメインになると思います。

 

かつて私も何の疑いもなく無意識にその道を辿っていました。

 

そうなるとやはり華やかなデザインの技術に意識が向くため

基本である「ネイルケア」を施術する頻度が減っていきます。
(もちろんケアに特化したサロンで働いていれば別です。)

ケアの頻度が減る。そのがとても重要だと思っていて

スクールで習って検定で合格したそのネイルケア技術は

『熟練された技術』ではなく、「基本技術の習得」でしかないと思うのです。

 

要するにそのマスターした「基本」をサロンワークで施術する機会が無ければ

上達するどころか忘れていってしまう場合もあります。

 

ではなぜ、私自身も長年サロンワークでジェルやスカルプをメインに施術してきたのに

自爪ケア専門店として生まれ変わったのか?

2020/06/01自爪ケア専門店としてリニューアル 2020/06/01自爪ケア専門店としてリニューアル

それは↑こちらの記事で書いている通り
自分のやりたい事だけを仕事にしたかったからという理由があります。

 

 

 

デザインメインのサロンでも意識していた事。

 

私が独立する前の数店でサロンワークをこなしている間も

デザインがメインですが自分の中で「ケア」を重視していました。

ジェルのメニューにウォーターケアが含まれていないから
プレパレーションの中でいかに本来のケアに近いものを施せるか
そんなことを常に意識してお客様に施術していました。

 

ネイルケアの種類について。 ネイルケアの種類について。

ケアの種類についてはこちらの記事をどうぞ☆

 

 

 

そして独立してからも定額制ネイルなどのデザインメインのジェルやスカルプを提供していましたが

「ネイル(デザイン)を楽しみながら自爪を育てられます」

のような謳い文句でサロンを続けていました。

 

日本ネイリスト協会・認定講師試験に合格した後の独立だったので

次の目標がコンテストとなり、ネイルケアとフレンチスカルプを更に習いに行き

ただひたすら練習し、上達すればそれをお客様に施術で活かし

そんな風に私の中でケアやスカルプ(アクリル技術)が

楽しいもの・のめり込めるもの・追及したいものになっていました。

 

 

自分を変えるきっかけ。

 

産後は自分の「ネイル」をすることが極端に減り

これは「ネイルする時間がない」のではなく

「自分はネイルをしなくても良い」という考えに変わっていて

 

そんな自分の素の爪で

お客様にデザインネイルをしていることにどんどん違和感を感じ始め

 

そのうち「毎月のキャンペーンネイル」のデザインを考えるのも嫌になり

何のためにお客様にネイルをしているのか分からなくなってきた頃・・

コロナの自粛に入ったのです。

 

その2ヶ月の自粛の中で

・なぜデザインネイルに違和感を感じているのか

・本当は「私」は何がしたいのか

・本当に私の「やりたい事」は何なのか

ひたすらノートに書き出して答えを探しました。

 

それと同時に

なぜ私が丁寧にケアして
お客様自身で保湿もしてもらっているのに
ハイポニキウム(爪のピンクの部分の先端の方)に伸び悩むお客様がいるのだろう・・・。

という疑問が出てきたのです。

 

 

通わなくていいネイルサロン

 

辿り着いたところが

「サロン任せではない」事。

 

全て今まで自分が経験してきたことが上記の疑問とともにそこへ繋がりました。

そこで昨年の初めての自粛明けをタイミングに

【自爪ケア専門店】にリニューアルさせたのです。

 

自爪ケア専門店にしたことで

当たり前ですがデザイン目的のお客様は来店されません。

 

私がこれまで全く意識を向けていなかった部分にもどんどん気づけたのは

たくさんの、いろんなお客様の「爪」でした。

 

様々なタイプのお客様の「爪」は

この記事の初めに書いた

スクールで習う「ネイルケアの基本」はほぼ通用しません。

 

ということは、

普段ネイルケアを常に施術していない

検定の時のままの技術・知識では

お客様の爪に合わせた自爪育成をすることは

かなり難しいことになると思います。

 

 

お客様の「サロン選び」

 

 

ジェルやスカルプをデザインで楽しむ目的だと、ネイルサロンはたくさんあるので行きたいお店を複数の選択肢から選べると思います。

 

・価格帯で探す

・デザインセンスで探す

・最寄りなど通いやすさで探す

 

など。

 

その一方で「自爪育成」に特化したサロンを探す場合

お客様は何を基準にすると思いますか??

 

私が当店にいらしたお客様からよく聞くのは

 

「自爪専門のサロンがなかなか無い・・・。」

 

要するにまだ数少ないので探すのに苦労するんですね。

 

私の認識では

自爪育成サロンは増えているなと感じています。

 

でもお客様は「ケアサロンが全然無い」と思っている。

 

「無い」と思っているから

ケアサロンを見つけたら「ここはケアサロンなんだから大丈夫」と思いますよね。

 

それなのに

実はケア経験が少ないネイリストだとしたら・・・?

 

きっとお客様は「自爪ケアサロン」だったら
ネイリストを信じてご来店されると思います。

 

だからこそ、

お客様の爪や指先を的確に判断できる力が
ネイリストには必要なのではないでしょうか。

 

 

「自爪ケアサロン」「自爪育成サロン」とは!

 

「流行りの育成メニューを取り入れる」

 

のではなくて

 

「お客様の自爪を綺麗にしたい」

「お客様の持つ本来の爪に戻す」

 

これが私の理想とする自爪ケアサロンです。

 

同じような意識のネイリストさんが
たくさんのお客様の爪を綺麗にしていけたら良いなと思っています。

 

Maiaではネイルケアに特化したレッスンや自爪育成メニュー導入に向けた講座もご用意しております。

※現在レッスン案内のページを作成中でございます。

 

・既にご自身のサロンで自爪育成メニューを取り入れている方

・これから自爪育成メニューを導入しようとお考えの方

 

技術や自爪ケアメニューに不安のある方は是非一度ご相談ください☆

ネイリスト講座

 

長くなりましたが、
最後までお読み頂きありがとうございます☆  

ではまた☆更新します♪